人工歯根とは、厚生労働省の高度先進医療に指定された治療法で、高齢者や、交通事故で若くして歯をなくした人たちに有効な治療法として全国的に定着しつつあります。
食べる楽しみをホンモノにする「人工歯根」とは、どんな治療法なのかご紹介します。
医学の進歩で人の寿命が80歳近くまで急速に伸びたにも関わらず、歯の寿命は50年と伸び悩んでいます。加齢とともに喪失歯が増加する傾向があります。
では、歯が抜けたらどうするのか。
現在の臨床では、歯の抜けた欠損部を補うため、プラスチック製の義歯が一般に用いられます。
義歯は江戸時代の初期に黄楊(ツゲ)を素材とした木調義歯が作られるようになってから、素材こそ変化しましたが、その形態にほとんど差がみられません。
現在義歯装着患者のうち、義歯に不満足な人は43%であったと調査報告があります。
■義歯のデメリット |
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・発音がしづらい
・安定性が悪い ・かみづらい ・不快感がある ・味覚障害 ・清掃や着脱が困難 ・痛みが伴う |
近年、QOL(クオリティー・オブ・ライフ・人生の質)が重要視される時代となってきました。
ただ欠損部分の機能回復を図るだけではなく、より健康に、より豊かな生活を送りたいという欲求が高まっています。これらの欲求に応えるため、義歯の欠点を解消する、歯科インプラント(人工歯根)の開発研究が進められてきました。
歯科インプラントは、人工材料で作った人工歯根を歯の欠損部のあごの骨の中に直接埋め込み、その上に歯冠を製作します。
人工材料には、生体親和性(生体とのなじみ)にすぐれた、チタン、セラミックなどが主に用いられ安全です。
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日々の診療で気づくのは、義歯の具合の悪さを仕方ないとあきらめている人が多いことです。
もう一度、食べる喜びを手にしてみませんか。