こんにちは、中央歯科クリニック歯科衛生士の林です🐩🐾
今日はシーラントについてお話していきます🦷✨
シーラントとはどのようなものかご存じでしょうか?
シーラントとは・・・
歯科医院で受けることができる虫歯予防法の一種です。
奥歯の溝は食べ物が詰まりやすく、磨き残しが多くなる傾向がありますので、シーラント材を用いてこの溝を埋めていきます。
シーラント材は、白いプラスチックが使用されていますので、
奥歯の溝を埋めてもお口の中で目立つことはないですので、ご安心ください。
シーラントを行うタイミングは、奥歯の乳歯が生えてきた時や、奥の永久歯が生えてきた時(6~14歳頃まで)が目安になります。
生えたばかりの永久歯は、背が低く磨きにくいため、大人の歯に比べて、歯になりやすいという特徴があります。
乳歯が虫歯になりやすい原因として大きく3つ挙げられます。
エナメル質が薄い
歯の表面は、エナメル質という硬い層で覆われています。
乳歯は永久歯に比べてエナメル質の層が薄いため、酸に弱く虫歯になりやすい傾向にあります。
また、エナメル質の層が薄いことで虫歯の進行がとても速いです。
甘いものを好む傾向にある
甘いお菓子やジュースをダラダラと食べ続けていると、お口の中が酸性に傾いている時間が長くなり、
虫歯菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
お菓子やジュースを飲むときは、しっかりとお家の人と時間や量を決めて食べるようにし、
食べた後はしっかりと歯磨きをするようにしましょう。
歯磨きが不十分
前歯の裏側や、萌出途中の永久歯は背が低く、歯ブラシの毛先が当たりづらいため、
お子様が自身で磨いた後には、しっかり仕上げ磨きで磨き残した部分の汚れを落すようにしましょう。
シーラントの手順・・・
- 歯のお掃除
- 歯の乾燥
- シーラントを接着するための薬剤を塗る
- 洗い流し、乾燥させる
- 歯の溝にシーラント(プラスチックの材料)を詰める
- 光を照射してシーラント材を固める
- かみ合わせを確認する
このように基本的には1回の来院で終了します。
歯が汚れている状態でシーラントをすると虫歯になってしまうので、処置前に歯の溝をお掃除します。
きれいにした後、歯を乾燥させて前処理を行います。
専用の薬剤を塗布し、時間をおいてから洗い流します。前処理が終わったら、再度乾燥させ、
シーラントを流し込みます。シーラントを固めたら、かみ合わせを確認して終わりです。
シーラントをしたからといって、むし歯にならないわけではないので、
3ヵ月に1度の定期検診と丁寧に歯磨きを行っていくことが大切です。
シーラントについてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください🦷🪥✨