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妊娠中の口腔管理について

こんにちは 中央歯科クリニック歯科衛生士の廣瀬です🧸

 

今日は妊娠中の口腔管理についてお話していきます🦷

 

妊娠中の口腔環境

妊娠中は口腔環境が悪化しやすく、むし歯歯周病になりやすいです。


1.唾液分泌の減少

 唾液の粘性が高まり、食事などによって口腔内が酸性になった状態が長く続き、歯が溶ける(脱灰)原因になります。

2. 基礎体温の上昇

 妊娠初期には基礎体温が上昇し、細菌が繁殖しやすい環境が形成されます。

3.つわり

 妊娠初期から安定期はつわりが起こりやすく、歯ブラシを入れることも困難になってしまうことや、嘔吐してしまうと胃酸がエナメル質を溶かし、むし歯や知覚過敏の原因になります。

 

子どもへの影響

むし歯の発生や進行に深く関係するミュータンスレンサ球菌は、唾液を介して母親から子どもへ感染すると言われています。

口腔内細菌はむし歯に限った問題ではなく、妊娠中の女性が歯周病の場合、早産低体重児の出産のリスクが高まります。

これは、炎症関連物資が子宮を収縮させて出産を早期に誘発したり、血管を収縮させて胎児の成長を阻害することが原因であると考えられており、

出産後に医療的ケアが必要になる場合も多くあります。

 

 

妊娠中のセルフケア

歯ブラシ

口腔内の異物感を軽減するために小さいヘッドのものを選びましょう

歯磨剤

発泡剤を含む歯磨剤は吐き気を誘発しやすく、精神的な負担になることがあり、それによって歯磨き自体を敬遠してしまう可能性もあります。

そのため、つわりがある方は、発泡剤の配合が少なめのものをおすすめします。

 

 

歯磨剤の裏に書いてある成分表をみてみましょう💭

 

フッ素濃度1450ppmF配合の歯磨剤

歯の脱灰を防ぎ、むし歯予防に効果的です

塩酸クロルヘキシジン

殺菌の抑制

グリチルリチン酸

炎症の軽減

ポリリン酸ナトリウム

歯石やステインの付着を抑制

 

歯みがき後は、薬用成分を口腔内に留めるために、うがいは10~15mlの少量の水で一回ゆすぐだけにします。

 

吐き気を抑える磨き方

歯みがきのときに首を曲げて、下を向いて磨くと、唾液が奥のほうに流れにくくなり、吐き気がこみ上げてくる嘔吐反射が起きにくくなります。

歯ブラシ

できるだけヘッドが小さく薄い歯ブラシ(パッケージに『コンパクト』『スリムヘッド』などが書かれている製品)を使うのをおすすめします。

 

妊娠中の歯医者

体調が安定してくる妊娠中期(妊娠5~7ヵ月)の受診をおすすめします。

処置の内容によっては、応急処置のみとし、出産後に行うケースもありますので一度相談してみてください。

江南市は、妊産婦検診が無料で受けられます。

お時間があるときに受診してください🦷お待ちしております✨