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顎関節症について

こんにちは!中央歯科クリニック歯科衛生士の竹本です💫

 

今日は 『顎関節症』 についてお話します。

 

顎関節症とは❓

 

顎関節症 という言葉は耳にしたことがある方も多いと思います。

 

「顎が痛くて口が開かない」「顎を動かすと音が鳴る」などはみなさんも聞いたことのある症状だと思いますが、もう少し詳しく説明させていただきます。

 

顎関節症とは、そのクッションの役割をする「関節円板」がずれてしまったり、関節自体が正常に機能しなくなったりする症状のことです。この関節から音や、痛みが出てしまうことを指します。一生のうちに二人に一人は経験するとも言われている、よく起きる症状です。

大きく分けて4つの症状があります。

 

・顎関節から「カクンカクン」と音が出る

・大きく口を開けられなくなる

・口を開けたり、噛んだりするときに顎関節に痛みがある

・頬やこめかみの筋肉が痛む

 

これらの症状のうち、少なくとも1つ当てはまる症状があると、顎関節症が疑われます。

原因としては、歯並びが悪かったり、噛み合わせが合っていない、または偏った噛み癖や顎の負担になる生活習慣などがあげられます。
最近増えてきている原因としては、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりがあります。

 

〈分類〉

顎関節症にはⅠ型〜Ⅳ型までの4つの分類があります。

 

Ⅰ型

咀嚼筋がこわばったり、強く押した時に痛みを感じたり、運動時に筋肉の痛みを感じたりする、といった症状が主になります。

外傷性因子や筋肉の疲労によって、異常な筋緊張や炎症が起きた状態と考えられています。

 

Ⅱ型

顎関節の運動痛、圧痛、開口障害などの症状が現れます。

原因には、顎の打撲や過度の開口といった外来性外傷と、硬いものを無理に噛んだり、咬み合わせに異常がみられたりといった内在性外傷の2種類の原因があるとされています。

 

Ⅲ型

関節円板の位置がずれ、炎症、変性、穿孔などが生じたもので、顎関節の疼痛や「カクカク」「コキコキ」といった関節雑音を伴う症状が現れます。

 

Ⅳ型

Ⅰ型~Ⅲ型までの顎関節症が長く続いたことによって、進行し、骨の変形まで起こした状態です。この状態のことを「変形性顎関節症」と呼びます。

 

〈治療法〉

一般的なのはマウスピース(ナイトガード)による治療をすることです。

マウスピースを就寝中にすることで、寝ている間に無意識にしている食いしばりや歯ぎしりによる衝撃を防ぐことができます。

 同時に原因と思われる癖や生活習慣について患者様にご理解していただき、改善のための安静やストレッチなどで症状の改善を図ります。

顎関節症を数週間の短期間で治すことは難しいのですが、セルフケアを続けることで症状軽減の効果が出てきます。長くても半年程度でほとんど方が治ります。

その他にも外科的な手術による治療法があります。

 

個人によって原因や治療法が異なりますので、顎関節症でお悩みの方がいましたら一度ご相談ください😊